エンジニアリング組織論への招待を読んでよかったこと
エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング
- 作者: 広木大地
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2018/02/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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小学生並みのタイトルだ...
※書評ではありません。
※しかもまだ読んでいる途中です。
「悩んでいる」状態から「考える」行為へと遷移しやすくなった
この本では、「不安」を生み出す「わからないこと」(=不確実性)を以下のように分けてるわけですが、
- 未来=環境不確実性
- 方法不確実性
- 目的不確実性
- 他人=通信不確実性
この「なんちゃら不確実性」っていう言葉を覚えたことでいいことがありました。
自分は普段わりと「悩んでいる」状態になりがちです。
「なんかな〜 う〜ん なんだろな〜 あれかな〜 これかな〜 いやでもな〜」
みたいに、何も答えを出さず延々と時間だけ使い、ふと我に返って
「オレはこの1時間一体何を...」ってなる感じです。
で、この悩んでるときって、きっと何かしらの不確実性を抱えてるんだと思いました。
「なんちゃら不確実性」を覚えてからは、悩み始めると
「オレは今どの不確実性で困ってるんだ?」と考えることができるようになりました。
そうすると、
「どういうゴールを目指せばいいかよくわかってないから目的不確実性だな。じゃあゴールを明確にするにはどうすればいいだろう?」って考えたり、
「ゴールはわかってるんだがどうやってそこにたどり着けばいいのかわかってないから方法不確実性だ。じゃあ、たどり着き方にはどういう方法があるだろう?いくつか案を出してみよう」みたいに考えることが出来るようになって、
無駄に悩んで時間を使うことが減ったように思います。
こんなことは、当たり前に出来ている人は出来ていることだと思います。
でも自分みたいに悩んでいる状態になりがちな人間にとっては、
「名前をつけることでその存在に気づきやすくなる」この感じがとてもありがたかったです。