健康意識の高まり

いろんなメモなど

comm の事業縮小から、無い頭で戦略とかについて思いを巡らせた

【特報】DeNA、「comm」事業を縮小へ
LINEの勢い止まらず、カカオトーク、DECOLINKも拡大路線を撤回
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20130625/250184/

競争地位戦略として、フォロワーはあり得ないんだろうなぁ。

記事によると comm の会員数は670万人。
ざっくり推定ですが、会員数のうち3割がDAUとすると200万人。
おなじくざっくり推定ですが会員数のうち5割がMAUとすると335万人。
たしかに LINE と比べると小さい数字かもしれないですが、それでもそんじょそこらのサービスに比べたらすごい数。

それでも、「リーダーにはなれそうにない。チャレンジャーにしても利用率がスマフォユーザーの数%(※)じゃ儲からない、そして社としてフォロワーにはならない」っていう話が社内にきっとあって、戦略あるいは作戦レベルの遂行が不可能だとわかると、戦術こねくり回すんじゃなくてちゃんと潔く縮小する。
なんかアホっぽいけど「ちゃんと考えてるんやなぁ」って思ってしまう。

「撤退条件は?」ってよくいうけど、そもそもまず「どういう市場で何を目指すのか」っていう具体的な戦略をはっきりさせておかないと、こういった大胆な縮小あるいは撤退の決断はできないなぁと改めて思いました。

記事に"今後、積極的な会員獲得を目的としたプロモーション活動はやめる方針"とあるので、半年以内に「クローズのお知らせ」のプレスリリースが出たりして。


※・・・スマートフォン市場規模の推移・予測(2013年3月)の「2014年度にスマートフォン契約数がフィーチャーフォン契約数を超える」節によると、
スマフォの契約数は2013年3月末には4,337万件に達する見込み、2014年3月末では5,915万件との予測なので、現在はまぁ5000万弱くらいと思われる。
comm の会員数は 670万なので13%くらい、予測DAU、MAUだとそれぞれ 4%、6.7%。
http://www.m2ri.jp/newsreleases/main.php?id=010120130328500

※2・・・社内の人から見たらてんで見当違いなこと言っている可能性は大いにあります