人生ずっと勉強

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総論賛成と各論反対

もう3年も前か。イノベーション実践論を読んでいて出てきた話。

「イノベーションを起こそう!」みたいな話に反対する人はいない。
具体的にどういうことをしようなどとは言っておらず、抽象度が高いので、
これを聞いたそれぞれの人が自由に思い思いの「イノベーション」とその「起こし方」を
頭に描くことができる。必然的に反対する必要がなくなる。こういう総論には賛成するしかない。
「顧客第一!」も同じ。

「イノベーションを起こそう!」にしても「顧客第一!」にしても、この言葉を掲げている組織「以外」の人が聞いても賛成するような話って、なんの指針にもならない。抽象的すぎて具体的な行動につながらないから。

「イノベーションを起こすために、我が社は恋愛系出会いサービス界のシェアナンバーワンを目指す。作戦として、交際経験が3人以上ない社員はクビにする」
とかなると、そこではじめて反対が起こる。
話に具体性が出てくるので、それぞれの人が自由に思い思いの「イノベーション」とその「起こし方」を頭に描くことができなくなるので、当然、「あれ、思ってたんとちがう!」という人は出てくる。

でも、「イノベーションを起こそう!」と「イノベーションを・・・クビにする」のどちらがイノベーションに近づいているかというと、完全に後者。前者はそもそも何もせず突っ立ってるのと等しいので、どうやってもイノベーションに近づくことはない。その点後者は何かしら動こうとはしてるので、まだ可能性はある。

よく言われることだけど、反対意見が出る案の方が筋がいいっていうのは、みんなが賛成するものは抽象度が高すぎでなんの行動にも実はつながらないからなのかな。